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Posted by チェスト at

2011年03月09日

俘虜




Lyon, mars 2010


 私は兄が俘虜収容所にいた間に何か残虐な行為をしたと云う風には考えることが出来なかった。
 私たちの家族はみなそうであった。
 しかし,留守中に兄が突然居なくなってしまった時から,兄は私たちがどうすることも出来ない大きな力の働いている世界へ移されてしまった事を感じないわけには行かなかった。

庄野潤三「相客」in『プールサイド小景・静物』
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タグ :庄野潤三


Posted by Nomade at 22:23Comments(0)