2008年12月01日
言葉の音楽
Amami, octobre 2008
「人生は人を消耗させるのだよ,ジャンヌ,いつか君も分かるさ。だから人生を穏やかにするには,あらゆるものを使わないとね。そして,それには韻が一番さ。ああ,そいつはたいていどこかに隠れてる。見つけ出すのは簡単じゃない。でも,いちどそれぞれの文の最後に取り付けてしまうと,それらはこだまし合うのさ。親しげに手を振ってるように見えてくる。君に合図を送り,優しく君の心を穏やかにしてくれる。私は自分が見つけ出した韻なしには,もう生きていけないと思うな。」
エリック・オルセナ『文法は優しき歌』/拙訳
Posted by Nomade at 20:38│Comments(0)