2008年08月07日
そもそもブログとは何か...
Kagoshima, juillet 2008
〔...〕重要なのは,ブログはこにとっての大きな知的成長の場であるということだ。fladdict.net blogの「知的生産性のツールとしてのブログ」という文章がある。ブログを書き続けることによる自らの成長がこんなふうに書かれている。
「実際ブログを書くという行為は,恐ろしい勢いで本人を成長させる。それはこの一年半の課程で身をもって実感した。(中略)ブログを通じて自分が学習した最大のことは,「自分がお金に変換できない情報やアイデアは,溜め込むよりも無料放出することで(無形の)大きな利益を得られる」ということに尽きると思う。」
〔...〕
情報は囲い込むべきものという発想に凝り固まった人には受容しにくい考え方であろう。しかし,長くブログを書き続けるという経験を持つ人たちにとっては,実感を伴って共感できる内容に違いない。ブログという舞台の上で知的成長の過程を公開することで,その人を取り巻く個と個の信頼関係が築かれていくのである。(pp. 164~5)
梅田望夫『ウエッブ進化論:本当の大変化はこれから始まる』東京:筑摩書房, 2006, 249 pp.
Posted by Nomade at 08:09│Comments(0)