2009年04月07日

ピカピカの一年生たちへ...

ピカピカの一年生たちへ...


Kagoshima, novembre 2007

「寓話」

 むかしむかし
 あるところにお父さんとお母さんがありました お父さんは小学校の先生で
 お母さんは吸血鬼でした。
 ふたりにはほんとの子どもがなかったので
 他所の子どもを集めては「ヘンゼルとグレーテル」の寓話を読んであげたあとで
 やつざきにして
 ぐらぐら煮えたぎった肉鍋に入れて
 煮て食べてしまうのです
 だから
 学校なんかへ行っちゃいけません
 こわい狼が
 黒板をかがみにして どの子を食べようかと舌なめずりをして待っているのですよ

寺山修司「トマトケチャップ皇帝」in『寺山修司詩集』

 

個人的なメッセージ
「学校なんかへ行っちゃいけません」,寺山流の至言ですが...
凡人の皆さんはちゃんと学校に行ってお勉強しましょうね。
そもそも学校って,資産もなければ,才能もない人たちのためのものですから。

タグ :寺山修司


Posted by Nomade at 22:55│Comments(2)
この記事へのコメント
コメありがとうございます♪

凡人のワタシが学校行かなかったらどうなっていたのだろう…

ところでちょっとスペイン語が気になりました…
Posted by 仁胡 at 2009年04月08日 00:40
こちらこそ,御j訪問ありがとうございます。
<凡人のワタシが学校行かなかったらどうなっていたのだろう…>,まったくもって同感です。
<スペイン語が気になりました>とのことですが... 私,スペイン語では「こんにちは」すら言えません...
Posted by Nomade at 2009年04月08日 06:27
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    コメント(2)