Nomade
2011年01月06日 22:11
家庭の危機というものは,台所の天窓にへばりついている守宮(やもり)のようなものだ。 それは何時からと云うことなしに,そこにいる。その姿は不吉で油断がならない。しかし,それはあたかも家屋の内部の調度品の一つであるかの如くそこにいるので,つい人々はその存在に馴れてしまう。それに誰だってイヤなものは見ないでいようとするものだ。