廃墟

Nomade

2009年05月19日 22:07




Saint-Sève, mars 2008

 廃墟には,火に燃える人間や雑物を見ている時のような安らぎがある。人間のいかなる強欲な営みも,あるいは神聖な祈りも,土と風と光の力業(ちからわざ)と持続の前には無力であることを表してみせている。

藤原信也『東京漂流』